シアトルコンサルティング サービス開発ブログ

シアトルコンサルティング株式会社プロダクトソリューション事業部の開発ブログです

シアトルコンサルティング新卒採用サイトをリリース!

こんにちは iijmyaです。

今月11月1日に、弊社シアトルコンサルティングの新卒採用サイトをリリースしました!

新卒採用サイトイメージ画像

4月に新卒エンジニアとしてシアトルに入社した私は、今回の新卒採用サイトが初めて任せていただいたプロジェクトでした。

サイトの企画やデザインから始まり、実装、テスト、リリースまで、一連のフェーズに入社1年目のうちに携わることが出来たのは、とても良い経験だったと思います。
なかでも、新卒で入社した私にとって、実装面では初めて使うような技術もあり、エンジニアとして得るものが多かったと思います。


そこで、今回は当サイトを実装するにあたって用いた技術を簡単にご紹介します。

1.主な使用技術

今回、開発に使用した主な技術は以下の3つです。

  • HTMLを生成するための「Jade」
  • CSSを生成するための「Stylus」
  • JavaScriptを生成するための「CoffeeScript」
Jade

HTMLの生成にJadeを用いることで、閉じタグなどの余分なコードが削減したり、インデントによる可読性向上や、ページ共通部分のコンポーネント化が可能になるなどのメリットが挙げられます。

//- layout.jade
div.body_inner
        include header
        block content
        include footer


Stylus

CSSの生成にはStylusを用いることで、値の参照が出来たり、ネスト記法により、要素に対するスタイルの影響範囲を限定しやすくなるメリットがあります。

//- style.styl
$fixedWidth = 980px

div.main
	width: 100%
	min-width: $fixedWidth

…

		&.other
			div.copyright
				padding-left: 5px
				margin-bottom: 15px
				div.logo
					padding: 0
					img 
						width: 50px
						height: @width


CoffeeScript

JavaScriptの生成にはCoffeeScriptを用いることによって、文末のセミコロンやvarのつけ忘れによる予期せぬ動作の回避や、コード量の削減といったメリットがあります。

class Slide
…

	constructor: (option)->
		@lists = $('.slide')
		@listsLength =@lists.length
		
		@lists.eq(@index).css("z-index", 10)
		setInterval(@slide, INTERVAL)


2.その他の使用技術

Grunt.js

タスクの自動化ツールであるGrunt.jsを用いて、.coffeeなどのファイルの変更を感知し、リアルタイムでコンパイルすることが可能になるため、JadeからHTML、StylusからCSS、CoffeeScriptからJavaScriptへのコンパイルを意識せずにコードを書くことが出来ました。

また、JavaScriptの圧縮ライブラリであるUglifyJSを使用して、JavaScriptのminify処理も行っています。minify処理を行うことでファイルの容量を削減し、Webページの表示の高速化が期待できるようになります。

Media Queries

今回、モバイルでの閲覧比率が高くなることを予想して、CSSのMedia Queriesを用いてモバイル用のUIにも対応しました。

//- layout.jade
meta(name="viewport", content="width=device-width")

//- style.styl
$fixedMobileWidth = 480px

@media screen and (max-width: 700px)
	body
		div.body_inner
			width: $fixedMobileWidth
			background-color: #fff
	header.mobile_header
		display: block !important


nib

Stylusのライブラリであるnibを用いることで、ベンダープレフィックスが自動で付いたり、clearfixを簡略化することが出来ました。

//- style.styl
@import 'nib'
header.mobile_header
	…
		&.title
			a
				width: 150px
				height: 75px
				background: url("/fresh/image/exam.png") no-repeat
				background-size: cover

//- style.css
header.mobile_header div.title a {
  width: 150px;
  height: 75px;
  background: url("/fresh/image/exam.png") no-repeat;
  -webkit-background-size: cover;
  -moz-background-size: cover;
  background-size: cover;
}



簡単ではありますが、今回のプロジェクトで使用した技術についてざっとご紹介いたしました!
今後も、自社開発プロジェクトについてご紹介していきたいと思います。

エンジニアインターン3daysで未経験者にプログラミングをやってもらった話

satkakuです。
弊社シアトルコンサルティング株式会社で、8月、9月と2回に渡って、2015年卒学生向けのエンジニアサマーインターンシップを行いました。それぞれ3日間ずつで、プログラミング未経験者大歓迎で行ったのですが、内容については完全に一任してもらえたので、どんなことを考えてインターンを組んだのか、とか、次へ向けての改善とかについてまとめてみようと思います。

f:id:seattleservice:20131021134554j:plain

■ コンセプト


「プログラミングって楽しいねっ!」


もうとにかくこれでした。
弊社は、Javaをメインとして業務系のシステムに携わることが多いので、Javaをやってもらうとかも考えたのですが、短い時間でやってもらおうとすると環境構築だったりなんだったりが面倒くさいというのと、仮にそれをこちらで用意しても、インターンが終わった後で自分でやってみるのにはハードルが高くなっちゃうだろうなー、とその辺からJavaは却下。その他大勢の環境つくるとこから系言語は全て却下。


環境をつくること自体は、今回の本質ではなく、あくまで「自分で書いたものが動く楽しさ」を重視した結果、まあJavaScriptでいいんじゃないかなーという結論に達しました。キーワードは「メモ帳とブラウザがあれば出来る」。なので、参加者の皆さんにも普段使っているPCをそのまま持ってきてもらい、そのPC上で作業してもらいました。メモ帳で書く、ドラッグアンドドロップでブラウザ突っ込む。終わり。簡単。


最初は書き方の練習的にプロフィールページとか作ってもらったんですが、フルスクラッチで書くものだけだと、3日間であまり面白そうなものも出来なそうだったので、後半はYouTube再生アプリを作ろうというお題目で、YouTube API使って検索かけたり、ループ再生できるようにしたりと、まずはプロジェクター上で自分の書くとおりに写経してもらった後、拡張ポイントで、それぞれのカスタマイズが出来るようにしてみました。やっぱり普段自分が使っているサービスなんかと絡めたほうが、可能性を感じてもらえて楽しいのかなー、と。


あとは数人チームとか、ペアとかでやってもらおうかとも思ったのですが、それだとあまりコードを書かなくなってしまう人が出るかも、という懸念があり、基本的に全て個人プレーでやってもらいました。

■ ざっくりスケジュール

【 Day 1 】
10:00~10:30 イントロダクション
10:30~12:00 HTML,CSS
12:00~13:00 昼食休憩
13:00~14:00 JavaScriptその1
14:00~14:10 休憩
14:10~15:00 JavaScriptその2
15:00~15:10 休憩
15:10~16:50 プロフィールページの作成その1
16:50~17:00 コンクルージョン

【 Day 2 】
10:00~11:30 プロフィールページの作成その2
11:30~12:00 レビュー
12:00~13:00 昼食休憩
13:00~14:00 youtubeアプリ説明
14:00~14:10 休憩
14:10~15:00 youtubeアプリ設計
15:00~15:10 休憩
15:10~16:50 youtubeアプリ作成その1
16:50~17:00 コンクルージョン

【 Day 3 】
10:00~12:00 youtubeアプリ作成その2
12:00~13:00 昼食休憩
13:00~14:00 youtubeアプリ作成その3
14:00~14:10 休憩
14:10~15:00 レビュー
15:00~15:10 休憩
15:10~16:00 ライブコーディング(これは自分がやりました)
16:00~17:00 コンクルージョン

■ 気にしていたこと

「こうやったらこうなるんだ!」みたいな本屋で売っている入門書的な感じだと、まあ、本屋さんで買えばいいんじゃないですか、という思いがあったので、なるべく歴史の話(ティム・バーナーズ=リーとかブレンダン・アイクとか)やら、「なんでそれが生まれたのか」みたいな話を盛り込むようにしました。あと、強調して言っていたのが「HTMLもCSSJavaScriptも、全てただの文字列。それをタグだったり、語順だったり、ルールで意味付けしているだけ」という話。


ちょうど当時「白と黒のとびら」を僕が読んでいた最中でもあり、やたら「プログラミングは魔法」ノリを出していたのも、ひとえに僕の中二病が成せるわざでしょう。

■ やってみた結果

具体的にどういったものを作るかとか、技術的な難易度とかに関しては特に制限を設けず、「こういうことやりたいから教えて」となったら都度説明していくスタイルでやったので、割とインターン生任せだったのですが、みんなそれぞれ持てる知識の中で面白いものを作ってくれて、自分としても楽しかったです。逆に技術知識とかが少ないほうが、その限定、集中された中での面白いアイディアをひねり出してくれるので、興味深かったです。(僕はそれを、冷蔵庫の余り物クッキングと呼んでいます)


あと、JavaScriptの文法説明するときとかにいちいちエディタとブラウザを行き来してもらうのもたるかったので、説明用資料をHTMLで作って、textareaに書いたJavaScriptをevalで動かすようにしておいたのも成功でした。話が楽。

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■ 反省点

・メモ帳でやってもらうと、複雑なマークアップで死ぬ(僕が)
やはり人類の叡智を捨て去り、メモ帳でやったのはしんどかったです。「ここ上手くいかないんです」と相談されても、タグの対応をおっかけるだけで精神がやられます。結局第2回目からは、初日のラストで「というように、確かにメモ帳とブラウザだけあれば十分なんですが、それだと辛いのでこんなに便利なものがあるんですよ」とSublime Text 2入れてもらいました。僕のためです。結果的にはインターン生の作業もだいぶ効率化されて、もっとコードに集中できるようになったので、万々歳です。


・人が多いと死ぬ(僕が)
第1回目は6人、第2回目は4人で行ったのですが、個人プレーということもあり、横についてのレビューということが多く、講師側が1人だと手が回らない場面がありました。1人で教える分には、相手は4人くらいがベストな気もします。ただ、その分、インターン生どうしで分からないところに関して隣の人に相談したりとコミュニケーションが生まれていたので、それはそれで良かったなあと。

■ まとめ

未経験 + 文系という人が大半だったんですが、最終的にはみんな自分の色を入れた動くものを作れたので、最低限の目標はクリアできました。


ただ、個人プレー推しの結果、インターン生どうしの交流の時間をそこまで作れなかったので、次回があればその辺をどうするかが考えどころです。今のところ考えているのは、みんなでコタツに入りながらインターンを行うことで心の距離を縮める作戦ですが、恐らく企画が通ることは無いでしょう。

PhoneGap3でpluginを追加してみる(iOS)

satkakuです。

前回、PhoneGapを使ってのHelloWorldまでやりましたが、これだけだと、あまり意味がありません。デバイス情報とかカメラとかに触りたいところです。

PhoneGap3.0から、その辺のAPIはplugin化されたらしいので、自分で入れる必要があります。
この辺を見ながらやってみます。

% phonegap --version
3.1.0-0.15.0

さりげなく、PhoneGapも前回の3.0から、3.1にアップデートしてあります。

% phonegap local plugin add https://git-wip-us.apache.org/repos/asf/cordova-plugin-device.git
[phonegap] adding the plugin: https://git-wip-us.apache.org/repos/asf/cordova-plugin-device.git
[phonegap] successfully added the plugin

まずは、簡単なところでDeviceプラグインを追加します。

% phonegap build ios  

phonegap buildして、Xcodeに移動してから、シミュレーターを起動させてみます。
すると、Build failedが出て怒られてしまいます。
(phonegap run iosだと、シミュレーターは起動しないのですが、特にエラーも出ませんでした……)

内容としては

clang: error: no such file or directory: アプリのルート/platforms/ios/アプリ名/Plugins/org.apache.cordova.device/CDVDevice.m

なんか無いらしいです。よしなにしてくれないのか、という思いはありつつ、とりあえず上記の場所に、アプリのルート/plugins/org.apache.cordova.device/src/ios/の下にあるCDVDevice.hとCDVDevice.mをコピー。

もう一回、Xcodeでシミュレーターを起動させると、今度はBuildは成功。

では使ってみましょうということで、window.alert(device.version) を書いて動かしてみます。

すると、今度は上の行の実行時に、Xcodeのコンソールにエラーが出ます。

ERROR: Plugin 'Device' not found, or is not a CDVPlugin. Check your plugin mapping in config.xml.

また、よしなにやってくれないのかよ! と思いつつ、config.xmlに追記します。
ちなみに、アプリのルート/www/config.xmlではなく、アプリのルート/platforms/ios/アプリ名/config.xmlのほうです。

<feature name="Device">
    <param name="ios-package" value="CDVDevice" />
</feature>

上記追記後、実行すると、ようやくデバイスのバージョン情報がalertされました。


=========


まとめると下記のような形となります。

(1) phonegap local plugin addでプラグイン入れる
(2) アプリのルート/platforms/ios/アプリ名/Plugins/に、アプリのルート/plugins/プラグイン名/src/ios/直下にあるソースファイルをコピー
(3) アプリのルート/platforms/ios/アプリ名/config.xmlにプラグイン情報を追記

めんどくさい!

なんか嘘臭い気もするので、もっといい方法があればまたブログ書きます。
3.0系はまだあんま情報が無くて辛いですね……。

コミュケーションを活性化させる社内SNS: team+(チームプラス)をリリース!

こんにちは iijmyaです。

今回は、弊社にて今月10月1日にリリースいたしました、
社内SNS「team+(チームプラス)」をご紹介します!

f:id:seattleservice:20131007151431p:plain:w600


1.team+とは

team+は、社内のコミュニケーションを活性化させることを目的とした、社内SNSです。

f:id:seattleservice:20131007153103p:plain:w300

「最近入社したあの人と仲良くなりたいけど、面と向かってでは緊張してしまう・・」
「最近あの人に会っていないけど、元気にしてるかな?今度、飲み会に誘いたいな・・」

入社したばかりで名前や顔がわからない社員や、普段なかなか顔を合わせないような社員同士でも、
team+を通じて手軽にコミュニケーションを取ることができます。
もちろん、その情報は社外の人からは見られませんし、SSLにより安全性の高い通信が実現しており、セキュリティ面も安心です!

自分たちの会社だけの交流の場を、すぐに気軽に作ることができます。


2.team+の主な機能

グループ機能

f:id:seattleservice:20131007153917p:plain
事業部やプロジェクト、委員会ごとにグループを作成し、
そのグループに所属している社員だけでコミュニケーションを取ることもできます。

スケジュール機能

f:id:seattleservice:20131007153929p:plain
自分のスケジュールを登録し、社員間でスケジュールを共有できます。
登録したスケジュールはホーム画面からもすぐ確認できます。
また、会議室やプロジェクターといった設備予約も行うことができるため、
スムーズにスケジュール管理をすることができます。

気分機能

f:id:seattleservice:20131007153911p:plain
「お腹が減った」「嬉しい」など、現在の自分の気分をワンタッチで選択し、
それを社員間で共有できます。
お腹が減ったマークが出ている人は、是非ご飯に誘ってみてはいかがでしょうか?

統計機能

f:id:seattleservice:20131007153903p:plain
社員の投稿件数などをグラフで表示することで、社内のコミュニケーションレベルを可視化し、
社内のコミュニケーションレベルの把握や、それに対して施策を打つことができます。

チェック機能

f:id:seattleservice:20131007154024p:plain
気になった投稿や取っておきたいと思った投稿は、ワンタッチでチェックをしておくことで、
後でまとめて読み返すことができます。

サンクス機能

f:id:seattleservice:20131007153934p:plain
あの人へのありがとうの気持ちを、ちょっとした形としてグリーティングカードのように贈ることができます。
贈られてきたグリーティングカードは保管されるため、後で見返すことも出来ます。


3.ゲーミフィケーション要素

team+は、コミュニケーションがより自発的にしたくなるようなゲーミフィケーション要素も混ぜ込まれています。

アバター機能

f:id:seattleservice:20131007155713p:plain
team+に登録すると、自分だけのアバターを育てることができます。
アバターはあなたのアクション(投稿、いいね)に対して反応したり、
自分の投稿がいいねされた数やチェックされた数に応じて成長していきます。
また、社員間でお互いのアバターを見ることもできるため、自分のアバターを育てつつ、
アバターを通じてほかの社員とコミュニケーションを取ってみてはいかがでしょうか。

ランキング機能

f:id:seattleservice:20131007160053p:plain
毎月、その月に「いいね」をされた数が多い、上位5名がランキングに表示されます。
1位の人には賞品を・・というように社内で決まりを作れば、コミュニケーションもより活発になりそうですね!


いかがでしたでしょうか?
今回はteam+の機能について、簡単に説明させていただきました。

まだまだ足りない部分も多々ありますが、ユーザーの皆さんの声を聞き、
どんどん使いやすく、魅力的なサービスに成長していければと思っていますので、
今後ともteam+をどうぞよろしくお願いします。

team+へのご登録はこちらからどうぞ

PhoneGap Command-line InterfaceでHello World

satkakuです。

PhoneGapは、iOSやらAndroidやらで動くハイブリッドアプリをごにょっと作れるフレームワークですが、気付けばnpmからインストールできるようになったので、試してみました。

ちなみに、環境はMac(OS X 10.8.4)です。

まずはnpmでPhoneGapをインストールします。

% npm install -g phonegap

% phonegap --version
3.0.0-0.14.3

早速、サンプルアプリを作ってみます。

% phonegap create hello com.example.hello HelloWorld
% cd hello

今回はiOS向けにビルド。

% phonegap build ios

シミュレーターで動かしてみます。

% phonegap run ios

すると、ios-simが無いよ! と怒られるので、Homebrewから入れてあげます。

% brew install ios-sim

気を取り直して走らせてみます。

% phonegap run ios

f:id:seattleservice:20130905124500p:plain

できた!

ここらでどういった中身になっているのか見てみます。

% tree -L 2
.
├── merges
│   └── ios
├── platforms
│   └── ios
├── plugins
│   └── ios.json
└── www
    ├── config.xml
    ├── css
    ├── icon.png
    ├── img
    ├── index.html
    ├── js
    ├── res
    ├── spec
    └── spec.html

ここから先は、pluginやらを色々入れていく感じっぽいですが、今日はここまでです。
ちなみにドキュメントはここにあります。

Node.jsで形態素解析

satkakuです。
Node.jsで形態素解析をしたかったので、そのメモです。

まずは、何はともあれ、形態素解析エンジンのMeCabを入れます。
MacでHomebrewを使っていればすぐです。

% brew install mecab
% brew install mecab-ipadic

mecab-ipadicは形態素解析の辞書となるので、併せてinstallしておきます。

とりあえず試してみましょう。

% mecab
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
吾輩	名詞,代名詞,一般,*,*,*,吾輩,ワガハイ,ワガハイ
は	助詞,係助詞,*,*,*,*,は,ハ,ワ
猫	名詞,一般,*,*,*,*,猫,ネコ,ネコ
で	助動詞,*,*,*,特殊・ダ,連用形,だ,デ,デ
ある	助動詞,*,*,*,五段・ラ行アル,基本形,ある,アル,アル
。	記号,句点,*,*,*,*,。,。,。
名前	名詞,一般,*,*,*,*,名前,ナマエ,ナマエ
は	助詞,係助詞,*,*,*,*,は,ハ,ワ
まだ	副詞,助詞類接続,*,*,*,*,まだ,マダ,マダ
無い	形容詞,自立,*,*,形容詞・アウオ段,基本形,無い,ナイ,ナイ
。	記号,句点,*,*,*,*,。,。,。
EOS

Node.jsから呼び出したいので、適当なディレクトリをつくって、mecab.jsというファイルを作成します。
今回は、node-mecab-asyncを使用するので、これもnpmでinstallしておきます。

% npm install mecab-async

そして、mecab.jsの中身を書きます。

var MeCab = new require('mecab-async')
,mecab = new MeCab()
,src = '吾輩は猫である。名前はまだ無い。';

mecab.parse(src, function(err, result) {
	if (err) { throw err; }
	console.log("\n parse -----------------------")
	console.log(result);
});

mecab.wakachi(src, function(err, result) {
	if (err) { throw err; }
	console.log("\n wakachi -----------------------")
	console.log(result);
});

最後に実行して確認です。

% node mecab.js

 parse -----------------------
[ [ '吾輩', '名詞', '代名詞', '一般', '*', '*', '*', '吾輩', 'ワガハイ', 'ワガハイ' ],
  [ 'は', '助詞', '係助詞', '*', '*', '*', '*', 'は', 'ハ', 'ワ' ],
  [ '猫', '名詞', '一般', '*', '*', '*', '*', '猫', 'ネコ', 'ネコ' ],
  [ 'で', '助動詞', '*', '*', '*', '特殊・ダ', '連用形', 'だ', 'デ', 'デ' ],
  [ 'ある', '助動詞', '*', '*', '*', '五段・ラ行アル', '基本形', 'ある', 'アル', 'アル' ],
  [ '。', '記号', '句点', '*', '*', '*', '*', '。', '。', '。' ],
  [ '名前', '名詞', '一般', '*', '*', '*', '*', '名前', 'ナマエ', 'ナマエ' ],
  [ 'は', '助詞', '係助詞', '*', '*', '*', '*', 'は', 'ハ', 'ワ' ],
  [ 'まだ', '副詞', '助詞類接続', '*', '*', '*', '*', 'まだ', 'マダ', 'マダ' ],
  [ '無い', '形容詞', '自立', '*', '*', '形容詞・アウオ段', '基本形', '無い', 'ナイ', 'ナイ' ],
  [ '。', '記号', '句点', '*', '*', '*', '*', '。', '。', '。' ] ]

 wakachi -----------------------
[ '吾輩', 'は', '猫', 'で', 'ある', '。', '名前', 'は', 'まだ', '無い', '。' ]

とりあえずのメモですが、これで、吾輩も猫もばらし放題です。

StyleDoccoでスタイルガイドを作る

こんにちは iijmyaです。

今回はスタイルガイドを作成できる「StyleDocco」をご紹介します。


1.スタイルガイドとは

ページの部品(ボタンなど)について実際にどのような見た目になるのかについて、一覧にまとめるものとなります。

2.StyleDoccoでスタイルガイドを作る

「StyleDocco」は、CSSファイルにコメント形式でコンポーネントの説明とHTMLを書き込むとスタイルガイドを生成してくれる、node.jsで実装されたスタイルガイドジェネレータです。

StyleDoccoのインストール

それでは早速、ターミナル上で以下のコマンドを打ち、StyleDoccoをインストールしましょう。
StyleDoccoをインストールするには、事前に「node.js」とパッケージ管理ツール「npm」がインストールされている必要があります。

$ sudo npm install -fg styledocco
StyleDoccoの対象ディレクトリを作成する

まずは任意の場所に、スタイルガイドを生成する対象のCSSファイルを置くディレクトリを作成しておきましょう。
今回は以下のようなディレクトリ構造にします。

styledocco
┗css
 ┗test.css
CSSファイルの作成

それでは実際にtest.cssファイルにCSSを書いてみましょう。

@charset "utf-8";
/*
# スタイルガイド
## 見出し
### 大見出し
 
大見出しは`div.headLine`をベースに、`.bigHl`を付与する。
 
```
<div class="headLine bigHl">
  <p>大見出し</p>
</div>
```

### 中見出し
中見出しは`div.headLine`をベースに、`.middleHl`を付与する。
```
<div class="headLine middleHl">
  <p>中見出し</p>
</div>
```

## ボタン
### 送信ボタン
送信ボタンは`input`に、`.sendBtn`を付与する。
```
<input class="sendBtn" type="submit" value="送  信" />
```
*/

.headLine {
	width: 100%;
	padding: 0;
	margin-bottom: 0;
}

.headLine p {
	font-weight: bold;
	margin: 5px;
}


.bigHl {
	border-left: 13px solid #FF9900;
	border-bottom: 3px solid #FF9900;
}

.bigHl p {
	color: #555;
	margin: 0;
	margin-left: 10px;
	font-size: 24px;
}

.middleHl p {
	color: #555;
	font-size: 20px;
}

.middleHl p:before {
	color: #FF9900;
	content: "■ ";
}

.sendBtn {
	width: 130px;
	height: 45px;
	font-size: 18px;
	border: 0;
	border-radius: 7px;
	padding: 7px 25px;
	background: #f08300;
	color: #fff;
	display: inline-block;
}

.sendBtn:hover {
	background-color: #ff8f1f;
}

.sendBtn:active {
	background-color: #e07300;
}

コメント内の「#」はスタイルガイド上の見出しを表します。
コメント内の「```」で囲まれたHTMLが、スタイルが反映されるコンポーネントになります。

スタイルガイドの生成

さて、CSSファイルが作成出来たので、いよいよスタイルガイドを生成しましょう。
ターミナル上で、先ほど作成したstyledoccoディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行します。

$ styledocco -n "Style Guide" ./css/test.css
  • nオプションにはプロジェクト名を指定します。

上記コマンドを実行すると、styledoccoディレクトリ下にdocsディレクトリが生成され、以下のようなディレクトリ構造になっているはずです!

styledocco
┗css
 ┗test.css
┗docs
 ┗index.html
 ┗test.html
スタイルガイドの完成

docs内のtest.htmlを見てみると、以下のようなスタイルガイドになっていると思います。
f:id:seattleservice:20130822145935p:plain


以上のように、コメントとCSSだけで、一瞬でスタイルガイドが作れちゃうんです。便利ですね・・
これならスタイルガイドの更新も簡単ですし、CSSと一緒に実際の見栄えも確認できるので、共有もしやすいですね。