読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

シアトルコンサルティング サービス開発ブログ

シアトルコンサルティング株式会社プロダクトソリューション事業部の開発ブログです

エンジニアインターン3daysで未経験者にプログラミングをやってもらった話

satkakuです。
弊社シアトルコンサルティング株式会社で、8月、9月と2回に渡って、2015年卒学生向けのエンジニアサマーインターンシップを行いました。それぞれ3日間ずつで、プログラミング未経験者大歓迎で行ったのですが、内容については完全に一任してもらえたので、どんなことを考えてインターンを組んだのか、とか、次へ向けての改善とかについてまとめてみようと思います。

f:id:seattleservice:20131021134554j:plain

■ コンセプト


「プログラミングって楽しいねっ!」


もうとにかくこれでした。
弊社は、Javaをメインとして業務系のシステムに携わることが多いので、Javaをやってもらうとかも考えたのですが、短い時間でやってもらおうとすると環境構築だったりなんだったりが面倒くさいというのと、仮にそれをこちらで用意しても、インターンが終わった後で自分でやってみるのにはハードルが高くなっちゃうだろうなー、とその辺からJavaは却下。その他大勢の環境つくるとこから系言語は全て却下。


環境をつくること自体は、今回の本質ではなく、あくまで「自分で書いたものが動く楽しさ」を重視した結果、まあJavaScriptでいいんじゃないかなーという結論に達しました。キーワードは「メモ帳とブラウザがあれば出来る」。なので、参加者の皆さんにも普段使っているPCをそのまま持ってきてもらい、そのPC上で作業してもらいました。メモ帳で書く、ドラッグアンドドロップでブラウザ突っ込む。終わり。簡単。


最初は書き方の練習的にプロフィールページとか作ってもらったんですが、フルスクラッチで書くものだけだと、3日間であまり面白そうなものも出来なそうだったので、後半はYouTube再生アプリを作ろうというお題目で、YouTube API使って検索かけたり、ループ再生できるようにしたりと、まずはプロジェクター上で自分の書くとおりに写経してもらった後、拡張ポイントで、それぞれのカスタマイズが出来るようにしてみました。やっぱり普段自分が使っているサービスなんかと絡めたほうが、可能性を感じてもらえて楽しいのかなー、と。


あとは数人チームとか、ペアとかでやってもらおうかとも思ったのですが、それだとあまりコードを書かなくなってしまう人が出るかも、という懸念があり、基本的に全て個人プレーでやってもらいました。

■ ざっくりスケジュール

【 Day 1 】
10:00~10:30 イントロダクション
10:30~12:00 HTML,CSS
12:00~13:00 昼食休憩
13:00~14:00 JavaScriptその1
14:00~14:10 休憩
14:10~15:00 JavaScriptその2
15:00~15:10 休憩
15:10~16:50 プロフィールページの作成その1
16:50~17:00 コンクルージョン

【 Day 2 】
10:00~11:30 プロフィールページの作成その2
11:30~12:00 レビュー
12:00~13:00 昼食休憩
13:00~14:00 youtubeアプリ説明
14:00~14:10 休憩
14:10~15:00 youtubeアプリ設計
15:00~15:10 休憩
15:10~16:50 youtubeアプリ作成その1
16:50~17:00 コンクルージョン

【 Day 3 】
10:00~12:00 youtubeアプリ作成その2
12:00~13:00 昼食休憩
13:00~14:00 youtubeアプリ作成その3
14:00~14:10 休憩
14:10~15:00 レビュー
15:00~15:10 休憩
15:10~16:00 ライブコーディング(これは自分がやりました)
16:00~17:00 コンクルージョン

■ 気にしていたこと

「こうやったらこうなるんだ!」みたいな本屋で売っている入門書的な感じだと、まあ、本屋さんで買えばいいんじゃないですか、という思いがあったので、なるべく歴史の話(ティム・バーナーズ=リーとかブレンダン・アイクとか)やら、「なんでそれが生まれたのか」みたいな話を盛り込むようにしました。あと、強調して言っていたのが「HTMLもCSSJavaScriptも、全てただの文字列。それをタグだったり、語順だったり、ルールで意味付けしているだけ」という話。


ちょうど当時「白と黒のとびら」を僕が読んでいた最中でもあり、やたら「プログラミングは魔法」ノリを出していたのも、ひとえに僕の中二病が成せるわざでしょう。

■ やってみた結果

具体的にどういったものを作るかとか、技術的な難易度とかに関しては特に制限を設けず、「こういうことやりたいから教えて」となったら都度説明していくスタイルでやったので、割とインターン生任せだったのですが、みんなそれぞれ持てる知識の中で面白いものを作ってくれて、自分としても楽しかったです。逆に技術知識とかが少ないほうが、その限定、集中された中での面白いアイディアをひねり出してくれるので、興味深かったです。(僕はそれを、冷蔵庫の余り物クッキングと呼んでいます)


あと、JavaScriptの文法説明するときとかにいちいちエディタとブラウザを行き来してもらうのもたるかったので、説明用資料をHTMLで作って、textareaに書いたJavaScriptをevalで動かすようにしておいたのも成功でした。話が楽。

f:id:seattleservice:20131021122235p:plain


■ 反省点

・メモ帳でやってもらうと、複雑なマークアップで死ぬ(僕が)
やはり人類の叡智を捨て去り、メモ帳でやったのはしんどかったです。「ここ上手くいかないんです」と相談されても、タグの対応をおっかけるだけで精神がやられます。結局第2回目からは、初日のラストで「というように、確かにメモ帳とブラウザだけあれば十分なんですが、それだと辛いのでこんなに便利なものがあるんですよ」とSublime Text 2入れてもらいました。僕のためです。結果的にはインターン生の作業もだいぶ効率化されて、もっとコードに集中できるようになったので、万々歳です。


・人が多いと死ぬ(僕が)
第1回目は6人、第2回目は4人で行ったのですが、個人プレーということもあり、横についてのレビューということが多く、講師側が1人だと手が回らない場面がありました。1人で教える分には、相手は4人くらいがベストな気もします。ただ、その分、インターン生どうしで分からないところに関して隣の人に相談したりとコミュニケーションが生まれていたので、それはそれで良かったなあと。

■ まとめ

未経験 + 文系という人が大半だったんですが、最終的にはみんな自分の色を入れた動くものを作れたので、最低限の目標はクリアできました。


ただ、個人プレー推しの結果、インターン生どうしの交流の時間をそこまで作れなかったので、次回があればその辺をどうするかが考えどころです。今のところ考えているのは、みんなでコタツに入りながらインターンを行うことで心の距離を縮める作戦ですが、恐らく企画が通ることは無いでしょう。