Wowza Media ServerをVagrant上で動かしてみた
satkakuです。
最近Ustreamやらなんやらを触ってたりしてたんですが、その延長で、ストリーミングサーバーのWowzaを使ってみようということになったので試してみました。環境はVagrant + Chefで構築して、そこにWowzaを入れています。相変わらず統一感の無いブログですね。
EngineManagerという管理画面から色々制御できるのですが、その辺の日本語情報があまり無かったので、インストールして、VOD(Video On Demand)で配信するまでを書いてみます。
(1) Vagrantを立ち上げる
今回はVagrantの記事ではないので、Vagrantの入れ方/使い方については省略します。
Vagrantfile上で、割当メモリを適当に設定した後起動させます。
vb.customize ["modifyvm", :id, "--memory", "4096"]
(2) Chefる
今回はChefの記事ではないので(以下略
Java環境が必要なので、Javaのサードパーティクックブックだけ入れて、Vagrantに適用しておきます。JDKは7を入れときます。
$ java -version java version "1.7.0_51" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_51-b13) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 24.51-b03, mixed mode)
(3) Wowzaの開発者版を落としてくる
ここで登録するとライセンスキーが書かれたメールが送られてきます。
(4) インストール
sftpかなんかでVagrant上に上記のインストーラを置いた後、sshでVagrantに入り、以下を実行します。
$ sudo chmod +x WowzaStreamingEngine-4.0.0.rpm.bin $ sudo ./WowzaStreamingEngine-4.0.0.rpm.bin
利用規約とかを読んだ後、管理画面で使用するユーザーID、パスワードを求められます。それを入力すると最後にライセンスキーを求められるので、先ほどメールで送られてきたライセンスキーを入力します。
(5) 確認
http://localhost:8088/enginemanager にアクセスすると、管理画面が表示されます。
とりあえず画面指示に従ってNextを押して行くと、サインインを求められるので、先ほどのユーザーID、パスワードを入力します。
(6) Javaのヒープサイズ変更
なんか管理画面上で、貧弱すぎると警告が出るので、EngineManager上で1024MBに上げておきます。
(7) VODを試してみる
Applications => Add Application => Video On Demand => Single Server or Origin
アプリケーション名を求められるので、vodsampleとかつけておきます。
その後、サイドバーに追加されたvodsampleを選択すると、右上らへんに「Test Players」とか出るので、クリックすると様々な形式でのサンプル動画を見れます。
(8) iOSシミュレータでも見てみる
Wowzaは、HLS(HTTP Live Streaming)にも対応しているので、iOS環境でも見てみます。
とりあえずさくっとHTMLを書きます。
<video width="1280" height="720" src="http://127.0.0.1:1935/vodsample/mp4:sample.mp4/playlist.m3u8" preload="none" onclick="this.play()" controls />
srcのところはTest Players内のMobileタブの中に書かれています。
Apacheで上のHTMLを公開しつつ、iOSシミュレータで確認。
良かった良かった。
ライブストリーミングも試してみたいところなので、試したらまたブログ書きます。